TPOや季節に合った着物を着る
着物を着るには、季節とTPOに合った着こなしが必要となります。
第一礼装・略礼装・喪服がフォーマル。
正装・街着がセミフォーマルとなります。
具体的に挙げると、留袖・振袖・喪服が第一礼装、
訪問着・色無地が略礼装。付け下げ・小紋・(夏なら)ゆかたが街着になります。
1〜5月 |
6月 |
7・8月 |
9月 |
10〜
12月 |
袷(あわせ) |
単(ひとえ) |
薄物(うすもの) |
単(ひとえ) |
袷 |
※薄物…絽(ろ)・紗(しゃ)・麻(あさ)・羅(ら)などの透ける素材で作られた着物。
衣替えの時期については、あくまでも基準です。その時々の気候の変化に合わせて、心地よい着こなしを楽しみましょう。
着物を着た時のマナー
階段の上り下り
右手で少したてづまを持ち上げるようにすると、着物の裾が
階段につかなくなる上に、足の運びもスムーズになります。
体の向きを階段に対して少し斜めにするのがポイントです。
振袖を着ている時は、袖を引きずらないように注意しましょう。
上りの時にはつま先に重心をかけるようにして、
後ろ足のかかとを上げてのぼると、足が丸見えになりません。
座り方(正座)
座った時に着物が引っ張られないおうに、膝を曲げる前に
着物の前裾を軽く持ち上げましょう。
こうすると、膝から上に余裕が出来るので、楽に座れるようになります。
また裾が乱れないように、右手で膝下のあたりを押さえながら座りましょう。
履物を脱ぐ時
玄関に入ったら、まず上がりかまちに荷物を置き、正面を向いて
着物の上前を少し持ち上げ、着物を踏まないようにして上がりましょう。
上がった後で、向こうに向き直って膝をつき、履物を揃えてすみの方へ置きます。
履物を脱ぐ段階できれいに脱ごうとして、お尻から上がろうとするのは
失礼に当たるので覚えておきましょう。
お懐紙を使う
和食の時に限らず、懐中する懐紙を用意しておくと便利です。
お菓子をのせる・器をぬぐうなど、ナプキン代わりに使えます。
お懐紙は、半紙などを二つ折りにしたものです。
着物を着た時のマナー
春のコーディネート
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生地の柄  |
【 絹やオリジナル 付下げ 着物 】
花丸で四季の花をあしらいました。
少しグレーが入ったベージュ色です。
品の良い色なので、結婚式などの
フォーマルな場所には最適です。
春は何かと、お出かけが多くなる季節、この着物があれば、
ご訪問などが楽しくなると思います。
素 材:正絹 |
袋帯
松竹梅を横に置いた図案は、いかにも現代的ですね。その構図が、着物全体を洗練されたものにしてくれます。
モールのバック
モールという特殊な織り方で織った生地を使ったバックです。
縦12cm 横24cm 高さ17cm と、少し大きめなので色々入り便利。
帯締め
丸ぐけの帯締め。
昔は丸ぐけの帯締めを、よくしていたそうです。丸ぐけはボリュームがあり、帯を引き立たせてくれ全体を華やかにします。
草履
赤地に桜の刺繍の鼻緒に、
絹やオリジナルの草履台、
おしゃれで履きやすい草履です。
二石の鼻緒は足に当たる場所が広く歩きやすいです。